君以外いらない








「あ…っ…」








どうしよう…っ…






早く離れないと……








少し体を動かすと水野君はそれを止めるかのように強く抱き締める。











「好きなんだ…。」








耳元で囁かれる言葉。





どう返事をすればいいのかわからない。










それに吉田君が私を待っているのにこんな…










そんなこと考えていると水野君の手が私の頬に触れる。







それに驚いてビクッと肩を揺らしてしまう。












「………無理にでも奪えばいい…?」









意味深な言葉を呟くと、水野君の顔がゆっくりと私の顔に近づく。









「え………」
















唇に触れる柔らかい感触。














それと同時にガタッと教室のドアの方から音が聞こえて…















「な…に、してんの……?」








誰よりも大好きな人の声が聞こえた。