君以外いらない









「どうして吉田君に電話するの?」








水野君そう言いながら私に近付いてくる。









な、なんで水野君私に近付いてくるの…!?











「それは…」








待たせたくないから先に帰っていいと伝えたいだけ…









「ねぇ笹木さん…






俺のことは見てくれないの?」










急に不思議なことを言い出す水野君に上手く反応ができない。








水野君のことを見る…?













「吉田君と同じクラスになってから笹木さんがいるのはいつも吉田君の隣…




前回のクラス会の時だって…
連れていかれたし……」










最後の言葉を聞いてギクッとする。










「あ…あの時は本当にごめんなさい…」











だってまさか吉田君に引っ張られるなんて思っていなかったし、正直水野君とプールにはいると私もあの瞬間は思っていた。