あれから1時間、担任が来る気配はない。 「先生来ないね」 水野君も私と同じことを考えていたのだろうか、そう言ってきた。 私はその言葉に頷く。 吉田君に連絡… 入れた方がいいよね… 「ごめん水野君、ちょっと私電話してきていいかな」 私がそう言えば水野君はジッと私の顔を見てくる。 そんな水野君の表情に何故かヒヤッとする。 「誰に…?」 そう言えば… 私が吉田君と付き合ったこと水野君は知らないんだ…。 「えっと…ちょっと吉田君に……」 歯切れの悪い私の言葉を聞いて水野君は何故か立ち上がる。