君以外いらない








「助かるよ」






教室の中に響くのは私と水野君の声だけ。







何故か妙に緊張か走る。







こんなに長く水野君と2人で話すのは初めてかもしれない…。












「始めようか」








水野君の言葉で私達は作業に取り掛かる。








特別仲良く会話するわけでもなく…









ひたすらホチキスを止め始めた。







「何時までやるのかな?」








気になって水野君に聞く。







吉田君を待たせすぎても悪いからもし遅くなりすぎるのであれば連絡しないと…











「担任が終わりって言いに来るらしいけど…





俺も何時に終わるのかよくわからないんだよね」












水野君は少し困ったような顔をして笑った。