吉田君は怒っているけど、そんなこと言われるなんて思ってもいなかった私は内心嬉しい。
今での吉田君とは少し違う、また別な吉田君を最近では見れるようになった。
「待ってるから、終わったらすぐ俺のところ来てね」
靴箱の所いるから、と吉田君は鞄を持って立ち上がる。
「えっ…い、いいの?」
本当に待ってくれるんだ…
「当たり前でしょ」
そうやって吉田君は言うけれどやっぱりツンッとした言い方は変わらなくて…
私も立ち上がって吉田君の耳元に顔を寄せる。
照れくさいけど……っ…
「だ…だい、すき…」
純粋に今、思った言葉を小さな声で耳打ちした。

