「どんな顔して言えばって……
告白の返事…っ。
私のことがっ…迷惑だから…でしょ……っ…」
一向に俺に背を向けたまま話す。
笹木さんは何で泣いてるのか全くわからない。
「ちょっと……言ってる意味わからな………」
わからない。そう言おうとした時さっき幸也と電話した時のことを思い出す。
[好きだなんて、迷惑だよな]
[一体どんな顔して言えばいいかわかんねーし]
俺が幸也に言った言葉…?
「さっき…
吉田君が…話してたじゃん…
私それ聞いたんだもん…っ…」
クルッ笹木さんは振り返って涙で腫れた目で俺をみる。
顔も赤くなっていて、なんだかギュッと胸が痛くなった。
でも…
「笹木さん…
それなんか勘違いしてる」
笹木さんに向けて言った言葉じゃない。
あれは…
俺自身のこと………。

