「おいしい?」
吉田君の言葉にハッとする。
公園のベンチに座り買ってきたアイスは手の中。
「え…?
お、おいしいよ」
吉田君の言葉にそう返事をする。
すると吉田君は少し目を細めて…
「…ふーん……?
まだ一口も手つけてないのにおいしいの?」
その言葉にギクッとした。
慌てて吉田君を見るとなんだか少しムスッとしたような表情。
「なんか笹木さん、さっきから上の空じゃない?」
あ…あれ…?
なんか吉田君怒ってる……?
「そ…そんなことないよ…っ!!」
バッ!!と何故か私は勢いよく立ち上がる。
「じゃあどうしてそんなに慌ててるの?」
鋭い吉田君の言葉に、話す言葉が見つからない。

