「俺は普通にバニラにしようかな」
結局考えた結果バニラだよ〜とヘラッと吉田君は笑った。
私もそんな吉田君に釣られて笑顔になる。
「早く食べたいね」
そんな吉田君の言葉に私は頷く。
その時、誰かが吉田君を呼んだ。
「あれ〜?
陽向じゃん?」
私達の前方から来た他校の制服を着た男子生徒。
吉田君の知り合いかな…?
私は2人の顔を交互に見る。
なんだか…
見覚えがあるようなないような………
「うわ!
久しぶり幸也(ゆきや)〜!」
ゆきや………?
「ねぇ笹木さん覚えてる?
幸也のこと!橘 幸也!」
吉田君の言葉を聞いてドクンッと私の中で何かが脈打った。

