君以外いらない








「そんなことない!



だって食べちゃいたいよ、俺」








ん!!!!!??








い…今なんて…






た、食べちゃいたい………!?










びっくりして固まっていると吉田君がクスクスと笑い出す。










「ほら…そういう所。




すごくかわいい」









なっ……






吉田君は一体私になにが言いたいの!?









もう全然わからない…っ!!







「っ〜……は、早く音楽室行こうっ!!」









恥ずかしくなった私はパタパタと走り出す。








やだ私……













からかわれてるだけなのに…













顔が熱い……。













「あー…!


待ってよ笹木さん!」