「うん…知ってる…。」
吉田君はそれだけ言うと黙ってしまう。
分かってるなら離して〜っ…
恥ずかしすぎて倒れちゃいそうだよっ…
「…吉田君っ…?」
どうしたの…?
なんで吉田君動かないの〜っ…?
「本当はずっとこうしてたい」
「俺が笹木さんのこと抱き締めてたらどこにも行けないのに…ね。」
なんて意味深なことを言う吉田君。
…っ…何が言いたいのかわからないよ…
「ど…どこも行かないからっ…
離して吉田君…!」
意味もわからずその言葉に返事をする私。
吉田君はクスクスと笑って…
「ほんと?
じゃあ約束だよ」
と笑いながら言っていた。

