君以外いらない









吉田君を見ると珍しく、顔が赤い。








「二人とも熱いわねぇ…」






お母さんはそう言ってニヤニヤと笑った。








あ〜っ…お母さん勘違いしてるし…っ…









「す…すいません、俺帰ります…!



笹木さん、また明日」







吉田君は恥ずかしくなってしまったのか急ぐようにその場から立ち去ろうとする。







「よ、吉田君!!



今日は色々ありがとう!!
気をつけてね」








私が手を振ると吉田君も私に手を振り返してお母さんにはペコッとお辞儀をした。









「ついに付き合ったの!?」








お母さんが嬉しそうな顔で私に聞いてくる。







私はお母さんの言葉に首を横に振った。








でも…









一体吉田君はさっき何を言おうとしたんだろう…










「お母さん…





夕飯前だけど少し話し聞いてくれる…?」