君以外いらない









「え………?」









誰のものにもならないで……?






それってどういう……








「笹木さんが俺以外のものになっちゃったらやだ…」







なっ…なにを吉田君は言ってるの…!!?







まるで告白されてるみたい…っ…!!







ドキドキがおさまらないし、吉田君の言ってる意味だって……










「…笹木さん……」








吉田君は私の名前を呼ぶと、私の方に顔を埋めた。







「っあ………」







ど、どうしちゃったんだろう…っ…










「俺!



笹木さんのことが…「菻?」」








吉田君の言葉と誰かの声が重なる。







パッと声がした方を見ると…







「おっ…お母さんっ…!!」







買い物袋を持ったお母さんの姿。






私と吉田君は慌ててバッと離れた。