「うん…行こっか」 ガタッと席から立ち上がる。 横に並べばもちろん私より頭一つ分くらい高い吉田君。 …絶対モテてる。 うん。 小学生の私が見たらメロメロなんだろうけど… 今の私はかっこいいな。その程度にしか思わない。 …思えない……。 絶対… もう吉田君には惚れたくない……。 まぁ…1度否定されてるからお互いに何もないと思うけど…。 なんて考えながら私は吉田君と一緒に教室を後にした。