イジワル王子と弱虫姫



出口からは見覚えのある姿が居た。

「瑠羽!」
彼は振り向いた。
私は彼に向かって走っていった。

「ちひろ!」
「瑠羽…おかえり。」
ぎゅ。
「ただいま。」
抱きしめてくれた。
ぬくもりは、前と変わらなくて…
涙が止まらなかった。