イジワル王子と弱虫姫


「それで…話がある。」
と言われて頭の中に「?」が量産されたまま屋上に連れていかれた。

「どうしたの?」
「あのさ……俺、ロンドンに留学しよう思う」
「…え?」
モデルの勉強のためにオヤジが経営してるブティックのモデルをすることにしたんだ。
ロンドンやパリはモデルの本場だから。
期間は…たぶん5〜6年かかる」
驚きすぎて言葉が出なかった。
なのに、瑠羽は衝撃的なことを言ってきた。

「…俺は、ちひろに幸せになって欲しい。
だから、俺と別れてくれないか?」

…え?
その瞬間涙がドバーって出てきた。