嫌いだった。
馬鹿で、何も出来なくて、生きてる必要あるかってくらい嫌いだった…

嫌いだっのに…
真っ赤に塗られた唇に触れたくてたまらない衝動に駆られてる


気持ちを止められるわけでもなく唇を奪って「嫌っっ」どっからその力が出てくるの?って君からは想像のつかない力で押された

憎いよ…
君の左の薬指に光るシルバーリングが