「その飴は特別な飴です。」


【ザァッ】風の通る音がした。


その途端、説明されてもいないのになぜか飴について手にとるようにわかる。


この飴は今の記憶を持った状態で過去に行けること。


でも、雨に濡れてしまうと何一つ変えられないままもどってきてしまうこと。


3個のうち1つは帰るためのもの。


それがないと未来は変えられるが、時の狭間から出られなくなるということ。