泣き続けたせいで目はパンパンに腫れ上がり、唇はガサガサだった。


肌は潤いとハリがなくなり、山姥のようだ。


いつものわたしは決して、整っているわけでもなくだからといって不細工というわけでもない
平凡的な顔だ。


わたしは全てが平凡的なのだ。


平凡的すぎたせいでいつからか変化に怯えるようになっていた。


だからこそ、この世界で1番好きな最愛の人が死んだという変化は
わたしの生きる気力を奪った。


何よりも、遥輝が死んだのはわたしが原因だからだ。


でも死のうとは思わない。


遥輝が救ってくれた命は簡単には捨てられない


それほどまでも、遥輝はわたしの全てだった。


生まれた時からずっと一緒にいた。