わたしがあなたを愛した証拠

「わ、たしのせいだ」


静かになっていた廊下にわたしの声だけが
こだました


「わたしが遥輝を殺した
もっと早く気づけば、ちゃんと確認していればごめんなさい・・・ごめんなさい」


謝るしかなかった


わたしが泣きだしたことによって
遥輝のお母さんも泣きだしてしまった


それから何分泣いたかわからない