「何がリアル?」


びっくりした。


自分ではない人の声が聞こえたからというのもあるが、なによりも2度と聞くことが出来ないと思っていた人の声だったから


「は、るき」


「おはよ、ねぼすけさん」


遥輝は当たり前のように部屋にいて、わたしに笑顔をむけていた