「ちゃんと見てるからさ、無駄になんかさせないから」
積み上げて来たものを、これから積み上げていくものを
見ていてくれると、言ってくれてる。
それ以上の言葉は発せずに、功はただわたしの手を握ってくれていた。
大雨で、殺風景なのにどこか温かみのある世界からも切り離されて。
こんな不安色の2人の空間でさ。
確かなものがここにはあって。
功の手も温もりも存在も。
全部わたしのそばにあるんだなぁって思ったら、ますます泣けてきた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…