「るっさ…。」 男の人は耳を抑えながらこちらを見ている。 「す、すみません…。あの、どちら様ですか?」 私は恐る恐る聞くと予想もしない答えが帰ってきた。 「ん?俺?君の婚約者です♪」 は、はい? 今この人なんて言った? 「あ、あの私の耳がおかしくなければ“婚約者”って言いましたか?」 「うん、言ったけど?」