いつだっけな。
そう思うくらい、わたしは彼のことを、
いつの間にか、
好きになってたの。
初めて笑顔を見た時かもしれない。
あ、ちょっと可愛いなって思ったから。
初めて話した時かもしれない。
楽しそうにいっぱい話してくれたから。
初めてシャーペンを貸してくれた時かもしれない。
優しいんだなって思ったから。
あの時かな、あの時かな。
思い当たる時がたくさんある。
本当にいつの間にか、
気づいた時には、
彼のことを目で追ってる自分に気づいた。
好きなんだなぁって気づいた。
彼のことが、
きらきらと前にも増して素敵に見えた。
でも、元々人見知りなわたしだったから
そんなに積極的になれる訳もなくて。