執事〈♀〉は狼たちに恋をする




「お前は少し、食事でもしてろ」


「いいんですか?」


「俺はこれからパパに会ってくる」


お父さんに...?


そっか披露宴は、拓海くんのお父さんが言い出したんだっけ。


「だったら、私も...」


「いや、どうせ部屋のモニターとかでお前のことは見てると思うし。会う必要は無い。それに...」


拓海くんが私のお腹を見る。


「腹、へってんだろ?」


うぅ...恥ずかしい。