拓海くんがマイクを口に近づける。 「本日、私の披露宴に来てくださった皆様、ありがとうございます」 はわわ...始まったよぉ。 それにしても、拓海くんがこんなに礼儀正しいなんてレアな気がする。 なんて呑気なことを考えながら、耳を傾けていると。 「では、今私がお付き合いしている女性を紹介したいと思います。どうぞ」