執事〈♀〉は狼たちに恋をする




ガチャ___


私は部屋から出て、鳩場さんにお披露目した。


「どうですか ? ? 」


「えぇ。とっても似合ってますよ。」


パチパチと手を叩く鳩場さん。




「うっふふふ...」


何だか嬉しい。


髪型もメイクもバッチリして、こんなに素敵なドレスを着たのは初めてだから。


普通ならできないことだよね。


私は優越感に浸りながら、拓海くんのところへ向かった。