「まぁ奴を殺しても鬼を何とかせぬと解決せんしな。奴がいなくなったことで鬼の手掛かりがなくなるのもつまらぬ」
「う、そ、そうだね。魔﨡は鬼に集中してね」
魔﨡から距離を取り、章親は賀茂家の巻物から術師に関する記述を探していった。
そこで、ふとあることに気付く。
「そういえば、これ、おじい様の記録にもある。そうか、おじい様の師は守道の大じい様だからか」
「大じい様?」
「守道のおじい様のお父上だよ。守道のおじい様も兄弟子というよりは師みたいなものだったみたいだけど。へぇ、結構有名な出来事だったんだな」
魔﨡に軽く説明しながら、章親は脇に置いていた書物をめくった。
「ほら。これは僕のおじい様が書き残してた記録だけど。おじい様とやり合ったっていう術師のことが書いてあるでしょ」
「ほぉ。章親のじい様というのは、及ぶもののないほどの陰陽師だったそうではないか。ということは、そ奴もかなりの術師だったということか」
「そうなるね。おじい様から、よく聞いたよ」
「そ奴ではないのか?」
「え?」
「世紀の大陰陽師と張るぐらいの術師なのであろ。まさしくぴったりではないか」
ぽん、と手を打って、魔﨡が言う。
が、章親はぶんぶんと手を振った。
「う、そ、そうだね。魔﨡は鬼に集中してね」
魔﨡から距離を取り、章親は賀茂家の巻物から術師に関する記述を探していった。
そこで、ふとあることに気付く。
「そういえば、これ、おじい様の記録にもある。そうか、おじい様の師は守道の大じい様だからか」
「大じい様?」
「守道のおじい様のお父上だよ。守道のおじい様も兄弟子というよりは師みたいなものだったみたいだけど。へぇ、結構有名な出来事だったんだな」
魔﨡に軽く説明しながら、章親は脇に置いていた書物をめくった。
「ほら。これは僕のおじい様が書き残してた記録だけど。おじい様とやり合ったっていう術師のことが書いてあるでしょ」
「ほぉ。章親のじい様というのは、及ぶもののないほどの陰陽師だったそうではないか。ということは、そ奴もかなりの術師だったということか」
「そうなるね。おじい様から、よく聞いたよ」
「そ奴ではないのか?」
「え?」
「世紀の大陰陽師と張るぐらいの術師なのであろ。まさしくぴったりではないか」
ぽん、と手を打って、魔﨡が言う。
が、章親はぶんぶんと手を振った。


