『―――ごめん…』 健ちゃんは きつく私を抱き締め もう一度謝った。 「健ちゃんが 謝ることじゃないよ。」 急に抱き締められたのに ちゃんと冷静でいられた。 『俺…… お前いつも笑ってるから 悩んでるなんて ちっとも知らなかったし、 気付けなかった…。 部員もマネも 仲間は仲間なんだよ…』 「うん…そうだよね。 そう言われると嬉しい。」