彼のキスで魔法少女になりました⁉︎


私は困った顔をみせることしかできない。

チョーカーを外した。

自分の容姿が変わっている自覚はないけど……
翔太がこちらに向けた鏡をみると、やはり私も髪と瞳の色が変化しているようだ。

どちらも銀色で、髪が腰のあたりまで伸びた。


「あなたたちのカラーはシルバーなんですね。
とてもお似合いです」


「うん、翔太、すごく似合ってる」

「そうか? ……るなも似合ってるよ」

少し照れたような表情。

数年ぶりに会った女子に壁ドンができるような奴の割に、こういうのには弱いのか。


「剣を授けます」

フロールの使い……だっけ?
女の人がこちらに手をかざすと、腰の左側に剣が現れた。

剣を固定する金具もいつのまにかついている。

うん……なんかかっこいい。
少し気分がのってきたのを認めたくはないが、
この格好を受け入れられる気がしてきた。

「この格好とこの剣は、チョーカーとリストバンドを着ければ元に戻るの?」

もう戻れないなんて言われたらたまったもんじゃない。

「えぇ、そうです。しかし、この姿になるには『目』を解放するだけではいけませんよ」