翔太を睨みつけた後、また手首に視線を戻す。
そこで、ふと気付いた。
さっき気付かなかったのではない。
今までそこに存在していなかった。
翔太の手首に、不自然な痣がある。
私の力でついたとは考えにくい。
そこまでの力は持っていないし、
なにより、
無意識につけられたようなものではないからだ。
痣、というより、マークのようになっている。
「翔太……あんた、手首に……」
言いかけたとき。
「お前の首すじに、何かついた」
驚いた顔がみえた。
首すじ?
翔太の手首をつかむのをやめ、
首の方に手をやる。
そこで、ふと気付いた。
さっき気付かなかったのではない。
今までそこに存在していなかった。
翔太の手首に、不自然な痣がある。
私の力でついたとは考えにくい。
そこまでの力は持っていないし、
なにより、
無意識につけられたようなものではないからだ。
痣、というより、マークのようになっている。
「翔太……あんた、手首に……」
言いかけたとき。
「お前の首すじに、何かついた」
驚いた顔がみえた。
首すじ?
翔太の手首をつかむのをやめ、
首の方に手をやる。
