「ねぇねぇ!今の人イケメンだったね!」

「・・・」
はぁ・・・。今日も平和な朝の通学だな~

「ちょっと音羽!無視しないでよー。」

音「はぁ・・。由美のイケメン探しは毎日のことでしょ!それにあんた彼氏いるでしよ!」

由「それとイケメン探しは、別なの!」
もうこの子は・・・。根はいい子なんだけどな~。
由美とは小学校からの親友。
私の唯一の相談相手でちょっとミーハーなのだ。

音「由美の彼氏さんもイケメンじゃなかったけ?会ったことないけど。」

出会った時点で二人共一目惚れだったらしい。その彼氏さんの勇太さんの話しをする時はすごい幸せそうなんだよな~。

由「ん?めっちゃイケメンだよー今んとこNo.2!」

ノロケかい!やっぱイケメンなんじゃない
しかも・・・
音「?No.2????」

由「そう!2!さすがに桜木さんには叶わないよ。でも外見大事だけど合うかどうかよね!中身。中身」

音「・・・あんたが言うか! 」
へぇー由美が狙わないイケメンなんているんだ。

由「あ!そうだ!その勇太が一緒にお昼食べようって!」

音「そうなんだ!うん!いっておいでー」

由「じゃなくて!音羽も!」

え、めんどくさい・・・初対面の人って気使うしな~
由「あからさまに嫌な顔してもだめ!
お願い!みんなに紹介したいの!ねぇ!」

音「仕方ないなぁー分かったよ。」

ガラガラー
先生「ほらー席つけー」

今日も1日始まるのかー平和だな~
っておばあちゃんか!自分で突っ込んじゃったけど


とこの時私はまだ知らなかったこれからその平和が崩れていくことに・・・