彼女の事なんて、名前すら知らない。 彼女だって、俺の名前すら知らないけど。 彼女はドアの向こうからこう言った。 『会いに行く』 俺は必死に頷き、返事をする。 彼女には見えてないけど、彼女なら分かってくれる。 また、僕との再会を信じてる。