見ていたーー? 父が閻魔と一緒にいるところを?? 「そうか。あんたは、千夏の守り人だったのだな」 閻魔は既に上着を着ており、したり顔でそう言った。 「『まもりびと』?」 「ああ。その昔竜神に仕える巫女の付き人で、滞りなく儀式が行われるかを見届ける者がいたというが、それだろう」 ワタシの問いにすぐに閻魔が答えてくれた。 守り人 そんな人がいたのかどうか、記憶にないが、当時の記憶なのだから抜け落ちている部分があるのかも知れない。