死にたがり姫と王子様。








ー王子様へー



隠していて、ごめんなさい


でも、貴方にだけは嫌われたくなかったんです

みんな本当のことを知ったら、逃げていってしまいました

王子様とは、自分の運命さえ忘れて、楽しく過ごしたかったのです

王子様が真実を知る前に死ねたこと、すみませんがとても喜ばしいことです

私は、来世で王子様と会えることを信じています

そのときは、一緒に、幸せにくらしましょう

さようなら

ー呪われた私よりー