コンコン…

「失礼しまーす。2年の白石です。」

扉を開けて入るとそこには
学年主任、担任、他コースの
先生までいて明らかに
何かをやらかしただろう感が
漂っていたのだ。

「はい。そこに座って。

今から何点か質問するけど
事実と違っていたり貴方でなければ
否定なり訂正なりしてください。」

「はい。分かりました。」

学年主任がそう言った。

何のことで呼ばれているのか
何のことでここまで大事に
なっているのかもわからず
席につき先生の話を聞く。

「まず、これは貴方で
間違いないですか?」

そう言われて出されたのは
私のLINEのタイムラインを
印刷されたものだった。

「え、はい。そうですけど。
これがなにか?」

確かにこれは私の投稿した
タイムラインであり
紛れもなく私のアカウントだった。

先生いわく匿名で他コースの担任の
PCメールに送られてきたのだと言う

でも、これの何が問題なのか
先生に紙を出されても分からなかった。