運命の恋、なんて。

だけど落ちた物を、とりあえず拾わないと…。




周りの視線から耐えつつその場にしゃがむと、勢いをつけすぎて滑ってお尻をついてしまった。



慌ててしゃがみこみ、落ちた料理に手を伸ばす。




「胡桃ちゃん」




顔を上げると、八雲くんがあたしの服を引っ張っている。




え…なに?




そしてその後ろから、店員さんがモップを持って走って来た。




「大丈夫ですか!?後はこちらでしますので」




「でも…」




「そー言ってんだから。ちょっと、こっち来て」




床の掃除を始める店員さんを横目に、店の外へと連れ出される。




「あの…えと、あたし掃除しなきゃ。ねぇ、八雲くん!?」