運命の恋、なんて。

「いつも、こんなに優しくないみたい。紳士だって誉めてた」




「ホントに…?バイト先でも優しいんだけどなぁ」




「それって、ノンちゃんがいる前だけとか!実は、黒田先輩なりに気を遣ってるのかも。よく考えてよ、今日だって主にノンちゃんとしか喋ってなくない?」




「それは…」




「カラオケの席もとなりだったしー、電車でも手つないでたよね?水族館だって一緒にまわってたでしょ?」




コクンと頷き、水を一口飲む。




さっきまで荒れていた気持ちも少し落ち着いた様子に見える。