運命の恋、なんて。

「別に隠すことないだろ?こんなかわいいカノジョもできて、来て良かったじゃん」



「や…そんな、あたし全然かわいくないんで」



八雲くんは、手にトレーを持ったまま料理台から離れた。



あたしも、追うように八雲くんを追いかける。



「どうしたの?」



「別に…」



明らかに、不機嫌になった。



さっきまで、こんな顔見たことない。



「あたし、黒田先輩に言ってこようか?あたしひとりではしゃいで、八雲くんは合わせてるだけだって」



「いらねーの、そーいうの。マジで迷惑」



うっ、言われてしまった。