運命の恋、なんて。

それは、なんと黒田先輩!



「あれっ、ノンちゃんは…」



「ひとりで席にいるって。お前ら戻るの遅いし、加勢に来たぜ」



そんなぁ~、てっきりふたりで盛り上がってると思ったのに。



「黒田先輩、戻ってて大丈夫っす。ここは俺らが」



「いつも俺にタメ口なのに、こんなときだけ先輩扱い?さては胡桃ちゃんとの仲を邪魔されたくない」



黒田先輩は、八雲くんを見てニヤニヤ。



「るせ。人の親切、受け止めろよ。俺様が取ってやるっつってんのに」



「胡桃ちゃ~ん、これがコイツの本性ですよ。人当たり良さそうな顔して、裏表200パーセントだからね」



もはや、どの八雲くんが本物なのか。



確かにあたしもわからない。