運命の恋、なんて。

黒田先輩にお礼を言うも、ちょっと複雑な気分。




水族館を出て道を歩く間、前の列に男の子たちが固まっていて、後ろから女の子が歩いてついてく形に。




「こんなことしてもらって…悪いね」




「いいんだって。今日は、黒田先輩が行きたいところに連れまわしてるからって…」




黒田先輩の気持ちがわからないからか、ノンちゃんの顔が浮かない。




女の子全員にプレゼントって、微妙だ。




ノンちゃんに対する特別な好意じゃないよね。




「これからどこに行くのかな」




「みんなでご飯食べようって。そこに港があって、海を見ながら食べれるバイキングがあるみたい」




「そうなんだ。これってデートコースだよね。ノンちゃんを楽しませるために、黒田先輩、あとどんなこと考えてくれてるんだろ~」




気を遣ったのか、ノンちゃんの友達がフォローを入れる。




「あたしのため…じゃないよ」




ノンちゃんのテンション、だだ下がり。