運命の恋、なんて。

八雲くんって、以前からこうやってボーっとすることがあるよね。




いつも、どこを見ているんだろう…。




ずっとずっと遠く…。




あたしには、見えない世界を見ているのかもしれない。




「ヤスくんのとこ、行く?」




「ううん。ここでいい」




だったらどうして、さんにんで遊ぼうと思ったの?




ふたりだと、気まずいって思ったから?




だけど、案外大丈夫だって…そう思ったのかな。




ふたりでいると、なんだか違和感がある。




八雲くんは、以前と変わらずあたしに接してるつもりなんだよね。




それでも、一緒にいてもやっぱり前とは違う。




それはきっと、あたしの不信感がそうさせてるのかもしれない…。