運命の恋、なんて。

したくもないけど、やることないしとりあえずユーフォ―キャッチャーをすることに。




「わっ」




バーがひっかかったけど、取れそうにない。





そういえば…初めて会った日、ここで八雲くんにぬいぐるみをとってもらったんだよね。




「取ってやろーか」




突然後ろから誰かが近づいてきた。




八雲くんの声じゃない。




振り向くと、ヤスくんだった。




「いい。別にいらないから…」




「だったら、なんでやってんの?」




「暇だもん」




「帰れば?あいつ、電話終わんねーよ」




ヤスくんは…もう、知ってるのかな。




知らないか…。




ふくれてると、ヤスくんまでふくれっ面になっている。




「どうしたの?」




「あいつさー、今日ずっと電話してんの。俺と全然遊んでくれねぇ」




「そうなんだ…あたしともだよ。他に仲のいい友達ができたんじゃない?」




「誰だろな」




「さあ?」




電話の相手は、もしかしたらピアスの子かもしれない。




考え始めると辛いから、ゲームで気を紛らせるしかないよね。