運命の恋、なんて。

「みんな見てるし、後でゆっくり…」




「わかってる…だけどっ、悔しくて…胡桃が辛いとき、すぐ助けられなかった。あたしに迷惑かけるとか思ったんだよね!?夜中だっていいから、電話してきてよ!こういうときは頼っていいんだよ!?」




気持ちが高ぶったのか、ノンちゃんはわあっと泣き始めてしまった。




予想外だった…。




あたし…ノンちゃんのこと、全然わかってなかった。




ノンちゃんは喜怒哀楽が激しくて、いつも自分の気持ちに素直に生きている。




そういうとろが羨ましくもあるけど、こういう性格だって…勝手に分析していた。




今だって、ノンちゃんは本音でぶつかってきているのに、あたしといえば…。




言いたいことを言えない性格は、表に出すべきところを全て頭の中だけで考えていて、常にあたしは、一歩引いたところで他人をみている。




友達なのに…。




ホントに、そうだよね。




「ごめん…ごめんね、ノンちゃん…」




周りの目が気になっていたのが嘘のように、泣きながらノンちゃんを抱きしめた。