運命の恋、なんて。

「はい!?八雲レベルなんか、どこでもいるって。胡桃ちゃんなら、もっといい男見つけられるだろ」



「いないよぉ…こんなに人を好きになったの、初めてで。八雲くんだけが、心の拠り所だったのに」



ワッと、気持ちが一気に溢れ出してきた。



八雲くんはやり直すって言っていたけど、友達である碓井くんがここまで言うなら…きっと、半分以上は真実なのかもしれない。



残りの半分が、あたしの努力次第で変わるなら…変えてみせたい。



そうは思うけど、あたしにそんな魅力なんてないし、どうすればいいのかわからない。



「やばい、泣くなって…アイツ…こんなに想われて幸せだな。なんで、あの女に走ったんだろうな…」



「どうしてなのかな…やっぱりあたしが、負担だったのかな…」



「そーいうことは言ってなかった」



嫌いになったわけじゃないって、言ってたよね。



ただ単純に、新しく好きな人ができた。



それだけのことなのかもしれない。