運命の恋、なんて。

「トイレ行って、ショップブラついてたら向こうが声かけてきて」



「うん」



「水族館なんか、男同士で来るわけねーのにな」



「それは、わかんないかもよ?遠足とか!」



「はぁ!?」



しまった、いくらなんでも遠足はないか。



「ううん、ひとりで水族館に来た、部類のカピバラ好きとか…」



「それ、胡桃ちゃんじゃん」



はい、そーでした。



じゃなくて!



「こーいうこと、よくあるの?」



「まさか」



クスクスと笑ってるけど、わかんないよね。



「きっと、超タイプだったんだよ」



「そうかな」



うん、きっとそう。



じゃなきゃ、見知らぬ人に声かけて写真撮るなんて、あたしの常識にはない。