運命の恋、なんて。

「俺も女友達いるけど、さすがにふたりで出かけるのは向こうも気遣うしな。

全くやましいことないにしても、男と女だから…ふたりっきりとかやっぱ、なに起こるかわかんないし」



ズキッ。



そうなんだよね…特に八雲くんはモテるから、相手がそういうつもりで近づいてるとしたら、って心配してしまう。



「うん…」



「男と女の友情なんて、ないと俺は思ってる。だから極力そういう状況を自分から作らないってのは大切じゃねーかな」



聞いてると、悲しくなってきた。



お兄ちゃんみたいな人じゃなきゃ、あたしは苦しい付き合いを強いられる。



やっぱり…八雲くんと女友達がふたりででかけるのは、嫌なんだよ。



「あたし…どうしたらいいのかな。今日もそのことで話し合ったけど、やっぱり好きな気持ちが勝って…うやむやになったの」



「うーん、そいつのこと知らないからなんとも言えないけど。要は自分に合ってるかどうかだよ。

俺は自分がしない分、彼女が男友達と出かけるのも嫌だな。だからそういう子とは付き合わない」



「もう…付き合ってる場合は?別れた方がいい?」