運命の恋、なんて。

「まさか…そうだったなんて」



「だからこそ、子供の将来に夢を託してる。いい会社に入れって毎日うるせぇよ。まぁ…それも一理あるかなとは思うけど、入れる会社探すだけで一苦労だよな」



なんだかやるせない表情を浮かべ、お兄ちゃんが俯いた。



「あたしも…今、進路に悩んでて…」



「そか。やりたいこと、優先しろよ。やっぱやり甲斐って重要だから。

人生そんな綺麗事ばかりじゃねーけど、無理にやりたくないことしても、結局続かないんだよな…」



「うん…アドバイスありがとう」



やり甲斐…か。



得意なことと、やりたいことが違う。



その差は、努力で埋まる?



「20歳になったら、飲みに行こうなー」




「えー、まだまだだよ」



「あっという間だって。だからこそ、後悔しないよう…やりたいこと今やっとかなきゃ、時間なんてすぐに過ぎんだよ」