運命の恋、なんて。

火を止めたあと、再び写真を手に取る。




残りの数枚は、ほとんどこの女の子ひとりを写したものだった。




黒髪ロング、素朴な雰囲気でかわいらしい女の子。




同じ年齢ぐらい?




八雲くんと一緒の写真はない。




その中の1枚に、アップの写真があった。




髪から覗く耳元に…八雲くんと同じ、青色のピアスが見えた。




偶然…?




まさか、おそろい?




それにしても、これは…誰?




日付は書いてないけど、水族館の半券があるってことは…この日なのかな。




スマホのカレンダーを見ると、あたしとデートしてない日だ。




態度が素っ気なくなったときとかぶってる…。




やけくそで、他の子とデートしちゃった?




まさか…八雲くんに限ってそんなことないよね。




だったら、ただの女友達?




それにしては、ひとりだけを写してる写真が多いよね…。