運命の恋、なんて。

「どこに入ったって、就職はまた別問題だよ。頭良くても悪くても、何学部でも、結局は人間力だよね。

あたしにはそんなのないから、どこに行っても同じだよ」



「諦めるのは早いわ。一流企業は、履歴書のTOEICの点数で判断するってテレビで言ってたわよ。

まず面接にこぎつけるには、履歴書でふるい落とされないようにしなきゃ」



「で、結局落とされるなら意味ないし」



「今から諦めないの!勉強の邪魔して悪かったわね。ほら、勉強する!」



背中をバシッと叩き、笑いながら部屋を出ていった。



…笑えないんですけど。



最後の最後で、話題をすり替えられてしまった…。



諦めないの!って、あたしが主張したかったのは、就職についてじゃないよ。



どうしてそうなるのかな…。