運命の恋、なんて。

「あたし、物語が好きだから…日本文学をもっと詳しく学びたいって最近思うようになったの」



「文学?そんなの勉強しても仕方がないじゃない」



え…。



てっきり、賛同してもらえると思ってた。



「そんなことないよ?大学もいくつか調べたの。好きだから、楽しく学べるんじゃないかと思って…」



「楽しいかどうかなんて関係ないの。文学を勉強してどこに就職するの?

英語を学べば、食いっぱぐれないから。それに現代文の成績そんなに良くないじゃない。せっかく英語の成績がいいんだから、そうしなさいよ」



でた…。



自分の価値観を一方的に押し付ける。



「大学には、あたしが行くんだよ?どうしてそこまで決められなきゃいけないの?」



「お金を出すのはお母さんよ。胡桃が苦労する姿を見たくないの。だからアドバイスしてるって、わかるわよね」



頭痛い…。



まさかここで、つまずくと思わなかった。



こんなことなら、話さなきゃよかった…。